週末、レッスンにお越しくださったのはH様。

今回は、花器にも手を加えて、全体的にシックなトーンのアレンジメントをお作りいただきました。

紫陽花が入るまでは、ほぼワントーンなので、とても地味な感じなのですが、グリーンが入るとおしゃれになっていきます。

 

H様は、レッスンの時だけでなく、プライベートでもアレンジメント作りをなさっています。

実はこれはとても大切なこと。

「今度はどんなものを作ろうかな」と考え、花材を選び、形にすることは、資格取得後にオリジナル作品を生み出すための一番効果的な練習になります。

 

作る技術は習えば身につきますが、アイディアを練ってデザインする、0を1にするのは、自分なりのプロセスを見つけるしかないように思います。

私の場合は、デザインが頭の中に浮かぶまで、お花とは関係のないもの、例えば、ファッションやインテリア、建築、絵画、車など、いろいろなものを見るようにしています。

そのうちにピン!と閃くことが多いです。

他には、仕入れ先のお店でお花を見ているうちにだんだんイメージが固まってくることもありますし、散歩しているときやお風呂に入っているときに頭に浮かぶこともあります。

 

フローリストの中には、「真似になるといけないから、他の方が作った作品は見ない」というお考えの方もいらっしゃれば、「アイディアをストックすることも大事だから、できるだけたくさん見るようにしている」という方もいらっしゃいます。

どちらも一理あり。

大事なのは自分なりの発想のパターンを見つけることです。

そうなるまで、デザインを捻り出し続ける!

練習あるのみです^^