フラワーアレンジメントを作るときに必要な道具は、花の種類(生花・ドライフラワー・プリザーブドフラワーなど)によって変わります。
アーティフィシャルフラワーの場合も独特で「工作かな?」と思うようなものを使って作ります。
上の中央にあるメジャー。
アレンジメントの中心から左右対称のサイズになっているか確認するのに使ったり、広いスペースに複数の作品を配置するときに、アレンジメントどうしの間隔を測るのに使ったりします。
その右にあるのはワイヤーです。
アーティフィシャルフラワーの場合は茎がプラスチックのものも多いので、滑らないように薄い紙が巻いてあります。
その下のラジオペンチは、花材を数本束ねてワイヤーでまとめるときなどに使用。
緩むとアレンジメント全体が崩れるので、しっかり締めます。もう力仕事です。
白いのは、ご存知の方も多いですよね。固定に使うグルーガンです。
半透明のグルースティックを熱で溶かして使います。
よく目にするグルースティックは10㎝ほどのものですが、アレンジメントを作るときには度々使うので、私たちは1本30㎝のものを使用しています。
そして、下の真ん中にあるのが両面テープ。
以前、アレンジメントのお手入れの方法をまとめた記事にも登場しました(参考記事はこちら)。
そのほかには、ブーケの持ち手の部分にリボンを巻くときや、フラワーボードの土台を布でカバーするときなどに使います。
グリーンの葉の上にある黒いハサミは、とてもよく切れます。
ラッピングやブーケ作りに欠かせないリボンをカットするには、スパッと切れるハサミが欠かせません。
その隣の持ち手が赤いハサミはアーティフィシャルフラワー用のもの。
茎の中に入っているワイヤーごと切れる、強力なものです。
開いてみると、こうなっています。
ぽこっと丸く削れている部分でワイヤーをカットします。
まっすぐになっている先端部分は、プラスチック素材のもの全般を切るのに使います。
その上にあるのは、目打ち。
葉にワイヤーをかけるときにワイヤーを通す穴を開けたり、硬い土台にお花を挿しやすくするために予め穴を開けたりするのに使用します。
最後に残った丸いものは、フローラルテープです。
ワイヤーがむき出しだと、土台の中で滑ってお花がぐらぐら動いてしまいます。
が、フローラルテープを巻いておくと滑り止めになって、花材を一時的に固定できて便利です。
以上がアレンジメント作りには欠かせないもの一式です。
資格取得レッスンを受けた方々は「フラワーアレンジメントを作るのに、力がいるとは思いませんでした」とよくおっしゃいます。
もちろん全ての作品に力仕事が不可欠なわけではありませんが、身近なところで言うとスワッグや壁掛けアレンジの一部、そして大きな作品は、ワイヤーをぐいぐい引っ張って作っています。
力仕事というと、生花を扱っていらっしゃる方の方が頻繁に力を使います。
お花自体が水分を持っているので、アーティフィシャルフラワーより重いですし、お水が入ったバケツをいくつも運ぶのは日常茶飯事。
フローリストは実は力持ちなんですよ^^